Intan Anggita Pratiwie 2024/3/20-4/19

Intan Anggita Pratiwie 2024/3/20-4/19

インタン・アンギタ・プラティウィ

 

インタン・アンギタ・プラティウィは、インドネシアのサステナブル・ファッション研究家、リサイクル・アーティスト、日本文化愛好家など、さまざまなクリエイティブ分野の先駆者である。

2004年の学生時代より、ファッションのリサイクルを始め、サステナブルファッションのムーブメントに20年近く携わっている。2012年には、インドネシア東部のインスピレーションに満ちた人々やその部族を紹介するウェブサイト構築の資金集めのために、古着のデニムとインドネシアの伝統的な手織り技法であるイカットを融合させたファッションブランドを立ち上げた。

この運動が評価され、インタンは2014年、女性の役割大臣と芸術・文化分野の情報通信大臣からカルティ二・ネクスト・ジェネレーション賞を受賞。2015年、国際連合人口基金(UNFPA)より、インドネシアから若手20人が選出されたエージェント・オブ・チェンジを受賞。2019年、研究開発の共同設立者としてセタリ・インドネシアを設立。

セタリ・インドネシアは、ファッション廃棄問題に対処するために衣服の寿命を延ばすことに焦点を当てた社会的企業である。彼らの仕事は、規格外の、古い、または売れ残った衣類や繊維廃棄物を感動的な作品に生まれ変わらせることにより、衣服に新しい命を吹き込むこと。廃棄物に新たな命を吹き込み、衣服を作る人々の生活を向上させることを目指している。誰もが不要になったアイテムを提供することで貢献でき、またリターンとして丁寧に作られたアップサイクルアイテムのセレクションを楽しむことができる。すべての売上とプロジェクトは、トレーニングやスキルアップ研修を通じて、地元の職人やテーラー・コミュニティのエンパワーメントに役立てられている。

最近では、グリーンピース東南アジアのテキスタイル・アーティスト、インドネシアのアクセラレーターWomen Earth Alliance 2020の一人、Media Indonesia 2020の50 Punggawa Bumiを務めている。また、Environment 2022のBerita Satu People & Inspiration Awardsにノミネートされ、Women of The Year Her World Indonesia 2022、同時に、多くのファッション学部で過去2年間サステナブルファッションについてゲスト・レクチャーを実施。2023年には、ASEAN Green Cultural Entrepreneur インドネシア代表。同年、日本政府の助成を受け、宮城県にてアーティスト・レジデンスを実施。

個展:

2022年 Barang Lama Bersemi Kembali(Astha Mall)

2023年、World Within Wardrobe、Subo family(ジャカルタ)

2023年 World Within Wardrobe、BNAホテル(東京)

2023年 In Nature We Trust、BACC(バンコク)

2023年、サステナブル・ファッションに関する本、World Within Wardrobe (Dunia Dalam Lemari)を出版。

 

関連リンク:

www.intananggitapratiwie.com

Instagram:

www.instagram.com/subofamily

Www.instagram.com/intananggitapratiwie

www.instagram.com/setali.indonesia

www.twitter.com/subofamily

 

滞在プロジェクト

インタンはレジデンス期間中にco・ikiのエクステンションプログラムとして、山梨県富士吉田市にて地元テキスタイルのリサーチ、展示活動を実施します。また、東京都内でもワークショップほか様々な活動を予定しています。

◾️展覧会・ワークショップ

Celebration of Nature’s Palette with Sande Nusantara 

インドネシアのサンデ・ヌサンタラ来日展示

「天然の色彩を祝福する」

展示会期:2024年3月24日(日)〜30日(土)11:000-17:00

展示内容:

インドネシアのバティックにも使われる、植物・根・鉱物などの天然資源に由来する多様な色彩を紹介します。また、持続可能な染色の選択肢とその多様性を示し、一枚の布が織り成す種々の物語を、サンデ・ヌサンタラ(インドネシアのサステナブルファッションブランド)による本展示にてご紹介します。

 

トーク&ワークショップ:

Open Studio 3月24日(日)終日

Workshop &Talk 3月30日(土)13:00-15:00

「 Playdate with Batik – バティックと遊ぶ一日 – 」

インドネシアのアーティストたちとつくる、ジョンバン地域の陶器ビーズを使ったバティック刺繍ワークショップ

※ワークショップ参加費3500円

 

会場:Kura House 

(住所: 〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田2丁目1−25

 

〜インドネシア・バティックについて〜

インドネシアの伝統的な染織芸術であるろうけつ染めは、蝋と染料を複雑に組み合わせて布に美しい模様を描きます。この工程にはデザイン作成 、 ワックス塗布 、染色、ワックス除去、最終仕上げといった、いくつかのステップがあります。

インドネシアのバティック製作における天然染色には、植物、鉱物、昆虫由来の染料を使用します。これらの天然染料は鮮やかな色彩を生み出し、環境に優しく持続可能であることから好まれています。一般的な天然染料には、インディゴ、サッパンウッド、ウコン、さまざまな葉や花などがあります。

インドネシアのバティックは美しい芸術であるだけでなく、文化的アイデンティティと遺産の象徴でもあるのです。伝統的な技法と天然の染色方法は世代を超えて受け継がれ、インドネシアのテキスタイル・アートの豊かで多様なタペストリーに貢献しています。

 

 

◾️サンデ・ヌサンタラ・メンバー紹介

マデ・アユ・アンガラ・ワーダニ

インドネシアの活気あるクリエイティブ・シーンにおいて、マデは卓越したアート・ディレクターとして活躍している。16年のキャリアを持つ彼女は、大手ライフスタイル・デザイン会社でブランディング・イニシアチブの陣頭指揮を執ってきた。2015年には、アートと文化をシームレスに融合させたベンチャー企業、Arjuna Photo Studioを共同設立し、特に在留邦人向けに、さまざまな土着のテキスタイルを使ったインドネシアの伝統的なフォトセッションを行っている。

著名なファッション写真家による2021年の「インドネシア女性100人」プロジェクトに選ばれ、2021年にセタリ・インドネシアの一員となり、その後2022年にサンデ・ヌサンタラ・バティック・テキスタイル・リサーチを共同設立した。革新と文化遺産保護への献身を原動力に、サンデは環境に優しい染色技術の領域を掘り下げている。

2023年にはセタリ・インドネシアと共同で、繊維廃棄物を持続可能な製品に再利用する画期的な取り組み「ファブリック・ラボ」を立ち上げた。現在は、持続可能性に重きを置くデザインスタジオの設立を率先し、同時にサンデとファブリック・ラボ共同の環境に配慮したテキスタイル製作を進めている。

常にクリエイティビティの限界を押し広げ、インドネシアのデザイン界に永続的な足跡を残している。

instagram : 

https://www.instagram.com/madeaaw/

https://www.instagram.com/sande.nusantara/

 

 


ナビラ(ビア)

通称ビアとして知られるナビラは、世界のバティックの街として知られるプカロンガン出身の社会起業家であり、熱心なバティックアート愛好家でもある。

2016年以来、彼女は地元のバティック職人をエンパワーする活動を展開している。彼女の軌跡はテルコム大学在学中に始まり、卒業論文では「バティック・ジャワ・ホコカイ」について研究し、職人をエンパワーし、その歴史的意義を広めることに情熱を燃やしてきた。

2018年、ビアは全国起業家コンペティション「Wirausaha Muda Mandiri」で優勝し、ペカロンガンの地元職人を支援する取り組みを実施。様々な実践を通じて、彼女は手書きバティックの職人技に注目し、その化学薬品を使わない製法に焦点を当て、また彼らの生計を支えている。

これらの啓蒙活動が認められ、ビアは2019年に起業家支援組織の「グローバル学生起業家賞」でインドネシアの最優秀学生賞を受賞。2022年、彼女はサンデ・ヌサンタラに加わり、バティック芸術を文化遺産として広める旅を続けている。

現在、ビアは天然染料を使った手書きとハンドスタンプのバティックに焦点を当て、自身のバティック生産拠点の設立を目指している。彼女の究極の目標は、ワークショップを開催し、世界中の人々にペカロンガンの文化遺産を体験し学んでもらい、インドネシアの文化遺産の美しさを世界に広めることである。

instagram : 

http://www.instagram.com/heybiaa._



 

Beste Sevindik 2024/2/28-2024/3/29

Beste Sevindik 2024/2/28-2024/3/29

ベステ・セヴィンディクはオランダを拠点に活動するトルコ系オランダ人のヴァイオリニスト兼研究者。現在、ライデン・アジア・センターで、日本との多様な学際的文化交流プロジェクトに対するオランダ政府の取り組みと支援について研究を進めている。ハジェテぺ大学アンカラ音楽院を卒業後、ベルンハルト皇太子文化基金とクラース・ダイクストラ財団の寛大な支援を受け、フローニンゲンのプリンス・クラウス・コンセルヴァトワールで修士号を取得。

クラシック・ヴァイオリニストとして、ベステはドイツ、ベルギー、フランス、ノルウェー、デンマーク、アイスランド、日本、そしてオランダ全土のさまざまな舞台で演奏している。また、コンサートホールにとどまらず、「医療に役立つ音楽」プロジェクトのような革新的プロジェクトにも積極的に取り組んでいる。このプロジェクトでは、フローニンゲン大学医療センターとハーグのアントニウーショフ病院で、外科手術の患者とそのケア・スタッフを対象に、音楽家がレパートリー曲や即興演奏等を実践している。さらにベステは、欧州委員会のエラスムス+イニシアチブが支援するプログラム「RENEW」の研修生として、ヨーロッパ各地で起業家精神と先進的な音楽プロジェクトに参加している。

音楽活動以外にも、音楽家の社会的役割を探求する研究プロジェクトに深く関わっている。王立コンセルヴァトワールとハンゼ大学の研究員として、ロイヤル・カレッジ・ロンドンとウィーン国立音楽大学との共同プロジェクト「ProMiMiC」に参加し、ヘルスケア領域における音楽の影響について研究している。

ベステは日本の芸術と文化が好きで、ライデン大学で日本語を専攻した。2022年に卒業後、東京の日本女子大学現代女性キャリア研究所で研究インターンシップに参加、日本で活動する女性音楽家の社会経済的状況について質的調査を行った。

 

滞在プロジェクト企画: 

レジデンス期間中の私の主な目的は、日本とオランダの学際的な文化協力について調査し、研究を進めることです。特に、2025年に大阪で開催される万国博覧会に向けた関連性に焦点を当て、二国間関係を形成する上で、このようなプロジェクトが持つ永続的な意味合いや遺産が何であるか探求します。滞在期間中、これらのプロジェクトに関わる団体や個人へのインタビューやビデオ資料など、広範なデータ収集を行う予定です。

私の滞在のもうひとつの目標は、東京での専門的なネットワークを広げ、日本における女性音楽家の職業化を主題とした博士論文のアイデアを集めることです。

文化的なイベントやワークショップ、集会などに積極的に参加し、専門家やアーティストとつながり、将来の共同プロジェクトや研究活動に貢献できるような関係を築くつもりです。この度のレジデンスでの没入経験を活かして、博士論文の焦点を絞り込むことを目指します。

さらに、音楽家として、即興セッションやワークショップ、様々な分野の地元アーティストとのつながりを育むなど、多様なかたちの芸術的コラボレーションを探求したいと思っています。

ディスカッションに参加し、専門家のアドヴァイスを得て、東京の活気ある文化的景観からインスピレーションを得ることで、このレジデンスは私の現在の研究プロジェクトにとって重要な経験となることはもちろん、私の将来の学問的探求を更に発展させていくと期待しています。

Instagram:@bestesevindik

 

Francesca Le Lohé  2023/11/15-2023/12/15

Francesca Le Lohé 2023/11/15-2023/12/15

フランチェスカ・レロイはステージ企画や異文化交流を中心に、日本とイギリスで活動する作曲家・コミュニティミュージシャン。 2020年8月に、作家シャルロッテ・ヴューラーと共に、世界中の作曲家・音響アーティストと作家の国際的コラボレーションを可能にする「サウンド・アンド・ワード・ネットワーク」(Sound and Word Network)を立ちあげ、このネットワークにより、2022年5月には制作中のオペラ「How Was It For You?」を、としま区民センターにて上演した。この作品は森鴎外の短編小説「ヰタ・セクスアリス」(1909) から着想を得ており、日本と英国における、人間関係と性教育の問題を探求する作品である。

2019年には谷崎潤一郎の小説「鍵」を題材にしたオペラ「THE鍵KEY」の作曲家・演出家として、「第19回佐治敬三賞」を受賞。この作品は、歌手、西洋楽器、和楽器がトリオとなってそれぞれ別々の部屋で同時にパフォーマンスを行い、観客は自由に家の中を回遊しながら鑑賞するという、サイトスぺシフィックかつ総合的なもので、公演は高く評価された。フランチェスカ・レロイの作品は、TAma Music and Arts Festival(日本)、Sonorities、Tête à Tête: オペラ・フェスティバル(英国)、ロンドン建築フェスティバル(英国) など、様々な芸術祭で作品が取り上げられている。

THE KEY

Twitter: @francescalelohe

Website: www.francescalelohe.com

Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCKmrMo-c39ePjxnuKhS599Q/featured

 

 

滞在プロジェクト企画:

co・ikiでのレジデンス期間中、私は琵琶奏者の久保田晶子さんと一緒に、2023年12月10日(日)に東京の自由学園明日館で初演する新作の創作とリハーサルを行います。 新作「伊藤野枝:永く永く無限に続く道」は、作家でありフェミニストであった伊藤野枝(1895-1923)の生涯と作品に焦点を当てたものです。 その短い生涯の中で、彼女は先駆的なフェミニスト雑誌『青鞜』の執筆・編集に携わり、同じアナーキストでありパートナーでもあった大杉栄とともに、女性や労働者の権利のためのキャンペーンを行いました。

琵琶の伝統では、演奏者は楽器の伴奏をしながら戦いや武士の歴史物語を朗読します。琵琶を研究しているうちに、他の「戦士」のあり方について考えるようになり、伊藤野枝の情熱的な活動家の生涯を、伊藤野枝自身の文章をテキストにした新作を通して浮き彫りにするのに、琵琶が最適だと感じました。

初演は、伊藤と大杉が国家権力によって殺害されてからちょうど100年という象徴的な年に行われます。

特別ゲストの飯田裕子教授(近代文学・ジェンダー研究)、渡辺愛氏(日本女性作曲家会議)によるトークとともに、伊藤と同時代の日本人女性作曲家の作品とともに演奏される。

詳細とチケットはこちら:https://itonoe2023.peatix.com  

最新情報はツイッター&インスタグラムにて: @itonoe231210

 

co・ikiでのレジデンス中に作品を発展させ、コンサートの準備ができることにとても興奮しています。レジデンスを通して新たなアーティストと出会い、ネットワークを広げ、また、2015年から2021年まで東京に住んでいた時に出会った友人やアーティスト仲間と再会する時間を過ごしたいと思っています。

 

▪️パフォーマンス&トーク・スケジュール

11月29日(水)16:40 – 18:10 「伊藤野枝via琵琶: プロセス&パースペクティブ」セミナー@九州大学(オンライン)

12月10日(日)18:00 – 20:00 永く永く無限に続く道: 伊藤野枝と同時代の女性作曲家たち」コンサート&トーク@自由学園明日館講堂(東京・西池袋) 

Ticket: https://itonoe2023.peatix.com

12月13日(水)14:30~16:30 レクチャーパフォーマンス@名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリー(名古屋)



Milian Mori

Milian Mori 2023/6/27-2023/9/7

Milian Mori

Milian Mori(ミリアン・モリ)はスイスを拠点に活動する作曲家、デジタル・アーティスト。ソロ活動の一環として、ダンス、アルゴリズム、ピクセル、クラブミュージックを融合した作品を展開している。過去12年間で、ダンス・ミュージックに共通するボキャブラリーを拡張、投影、再解釈することを目的とした、独自の音楽言語を開発してきた。

テクノロジーと自然、二項対立と流体、アルゴリズムと精神性、二元論と三元論、機械と人間、ランダム性と自己の類似性。それらが出会うこと、また数学・幾何学・データを感情・ダンス・充実感をもって結合させることに深い関心をもっている。

彼は全ての作品において、二元論を超える空間をあらたに開こうとしており、作品自体が回答し、また疑問を呈することは目的としていない。

彼のデビュー・アルバム『AS YOU WERE LISTENING』は、ラスター・メディア・プラットフォーム(Raster Media)からリリースされ、これまでの作品の精神を受け継ぐと同時に、ポップカルチャーと芸術の融合という新たなヴィジョンを確立している。『AS YOU WERE LISTENING』では、ダブ・テクノの独特な言語を用いながら、新たな変化・要素・美学を通して同ジャンルのボキャブラリーを広げようと試みている。

 

https://milianmori.com/ (Artist Official)   /  IG: https://www.instagram.com/milianmori/

milian mori | artists | raster-media (Raster Media)

 

滞在プロジェクト企画

滞在中、日本人アーティストの泉田徹さん(https://www.toruizumida.com)とコラボレーションする予定です。泉田さんが主催する「Public Visuals (パブリック・ヴィジュアルズ)」(https://linktr.ee/publicvisuals)というコンサート・シリーズに招待いただき、滞在中3回程共演する予定です。

この度のレジデンスを通して、私はコラボレーション相手の文化をより深く理解し、実際の会場で演奏する前に入念なリサーチや準備をすることができます。

また、今回の滞在中に、もしあなたが私の音楽を発表する場を考えてくださるなら、是非別の会場でも演奏してみたい、とおもっています。

co・ikiのレジデンスプログラムに参加することは、私の芸術家としてのキャリアにとって正しいステップです。

私の作品には、池田亮司、青木孝允、ベクター・アーキテクツなど、日本から影響を受けたものがたくさんあります。ですので、今回のレジデンスは、私が日本文化を知り、交流し、変化するための土台作りになると思います。日本のみなさんと、双方にとって有益な関係を築きたいと思っています。

日本との交流の最終的な目標は、長期的な関係の基礎を築くことです。私自身、創作においても、異なる出自や背景をもったあたらしい関係やつながりを探しているからです。

お互いに有益な交流を築けることを願っています。みなさん、どうぞ宜しくお願いします。

 

※以下は滞在中の主な公演予定です。詳しくはアーティスト、co・ikiのSNSでもUPします。また、他のパフォーマンスへのお誘いも受け付けております。

[お問合せ先:contact@co-iki.org ]

+ More

 

 

滞在背景と関心事

この6年間、私はほとんどの時間をスイスで音楽の勉強に費やしてきました。サウンドアートの学士号から始まり、2022年にはベルン大学で作曲の修士号を取得しました。

co・ikiのレジデンスは、新たな創作のための音楽と出会うために、私の心をクリアにし、長年蓄積してきた知識を手放すことができる完璧な空間となるでしょう。co・ikiのウェブサイトで写真を見た瞬間、ここがまさに私が探している場所だとすぐにわかりました。

レジデンスで最も重要なことは、日本の精神を拾い上げ、自分の音楽と融合させることです。これは、レジデンスの環境そのものを通してかたちになることだとおもいます。

私自身、この地域に住んでいる人たちや、co ikiの周りの地域にとても興味があります。今回、特別なマイクを使って街の雑音や活動を捉え、デジタル処理することも考えています。静寂に包まれ、耳を傾け、周囲の環境に心を開く作業の一環です。

あなたの国、日本の文化が私の音楽にどのような影響を与えるのか、そして私の出身地の伝統とのつながりを失うことなく、どのように自分の音楽的・美的言語と組み合わせることができるのか、とても興味をもっています。私の研究の成果は、次のソロ・アルバムで発表する予定です。

 

“Creativity from HOME” : Experimental Remote Residency for Creative Thinkers 

“Creativity from HOME” : Experimental Remote Residency for Creative Thinkers 

   

“Creativity from HOME”  家からはじまる芸術創造

 : Experimental Remote Residency for Creative Thinkers

    Operated by Co-iki

世界各国のクリエイターによる実験的リモートレジデンシー / co・iki

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This experimental residency will be implemented by the participating creators from different parts of the globe from July to September during this time of Pandemic.
この実験的リモートレジデンシー(遠隔滞在)企画は、パンデミック時代における共創的クリエイティブレジデンシーをいかに可能にするか、世界各国のクリエイターとともに実験しながら2020年7月~9月(予定)の3か月間で進めていきます。

   
   
企画背景

co・iki(こいき)は、これまで世界各国のクリエイター、研究者など、分野も異なる「クリエイティブ思考の個人」を受け入れる滞在プログラムを運営してきました。

プログラム企画から滞在及び生活サポート、企画コーディネーション、各分野のプロフェッショナルとのコラボレーション支援など、クリエイターに必要なサポートをチームになって進め、また、生活シェアリングをする等、「共生・協働・共創」を軸とした活動を展開しています。

拠点となる滞在スペースは外観はいわゆる住宅街にある「家」であり、クリエイターとの共同イベント、ワークショップ、パフォーマンス等、サイトスペシフィックな企画も実施する「場」であり、同時にアットホームでゆるやかなコミュニティのかたちを呈しています。  

パンデミックのうねりの中で、国境が封鎖され人の移動に制限がかかり、いわゆるアーティスト・イン・レジデンスや滞在プログラムも自分たちの存在理由を見直す時を迎えているのかもしれません。  

クリエイター本人の「移動をともなう創造性」、そして自粛・ステイホーム中の「家からはじまる芸術創造」が一体何なのか、私たちにとって再発見の旅が始まります。

co・ikiは「共生・協働・共創」の軸足を確かめながら、パンデミック下でも変わらずクリエイターとの共創と実験を本リモートレジデンシー”Creativity from HOME”で実現化していければとおもいます。  
   
   
お互いが、遠くにいてもつながっている。  
   
   
如何につながっていられるか。  
   
   
各国からのクリエイターを迎え、世界規模のパンデミックの渦中に、創造的実践と実験を進めます。

ご興味のある方は是非この旅路をご一緒ください。  
   
   
co・iki   / 2020年6月現在
   

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募集概要:Open Call for ”Creativity from HOME”  *締め切りました  https://www.facebook.com/events/144568080327065/

企画募集ではこの度25か国以上のクリエイターからたくさんのご応募をいただきました。 ご応募の皆さんには心より感謝申し上げます。

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参加クリエイター

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Teresa Leung / Hong Kong     

テレサ・リョオン / 香港  
   
   
交換プロジェクト:「わたしたちの窓の外には」

このパンデミックの間、香港は完全ロックダウン状態ではないにせよ(一定の規制はあるものの外出は可能)私はいつも以上に家にいました。 在宅勤務となり、家の窓から外を眺める機会が増えて、通りがかりの人や犬などの動物たちを観察していました。

またその間、窓から外の様子を撮影し、これまでに自分でも気づかなかった風景に気づくこととなりました。

この交換プロジェクトでは、参加者の住む市町村がロックダウンを経験していてもしていなくても、パンデミック下で参加者が窓辺から撮った写真を交換します。

人々がお互いに一定距離をとるなか、このプロジェクトを通して、お互いが家から見るもの、あなたが見たもののイメージ、強いては個人的な意味合いをも遠隔で交換し合うことが可能になるはずです。
   
   
あなたにとって「ホーム(家)」とは?

私が物理的にも住んでいる場所であって、私の記憶ともむすびついている空間。

また同時に、その場所から周辺環境に広がるもの、そこからわたしが見て聞いて感じるものでもある。
   
   
プロフィール

私は自称「怠け者」です。このパンデミック下で私は出歩くこともほとんどなく、ただひたすらにこれまで自分が気づきもしなかった周辺環境やそのディテールを観察することになりました。観察と外界をつなぐことは私のアートプラクティスを下支えするものであり、また都市やあらゆる場所や現場の状況にも呼応しながら、人々をコラボレーター(協働相手)として巻き込み、ともに共有できる体験を創り出すことにもなっています。

https://www.teresart.net/bio-eng
   
   
   
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Francis Annagu / Nigeria

フランシス・アンナグ  / ナイジェリア  
   
   
プロジェクト:「(Un)forgotten Flora(忘れられた/ない 植物相)」

(Un)forgotten Flora(忘れられた/ない 植物相)では、植物にまつわる政治学を掘り下げ、帝国主義やグローバリゼーションの時代を通じて自然や植物相や種子に刻印されてきた意味の体系を探求します。

このプロジェクトによって私たちは、自然が「常にそこにあったもの」で「中立的」だったり「受動的」である、などという一般的な認識や表象を再検討するよう迫られるでしょう。植物はむしろ、より大きな歴史を具現化する、歴史にとっての不可欠な行為者なのです。

このプロジェクトでは、東京の植物相の交代や流れのパターン、植物の歴史的な差異や経済的・外交的な意味合いでどのように扱われてきたかを調査し明らかにします。

自然という観点から歴史を見ることで、(Un)forgotten Flora(忘れられた/ない 植物相)プロジェクトで私は植物相についての反・公的なナラティブ(語り)をシェアし、参加者を「奇妙な花」の豊かさにどっぷりと浸からせます。「奇妙な花」の美しさに、私たちは当惑し、その当惑によって思い出されるものがあります。権力関係を超えたところにある自然の循環回路は、私たちを大地との関係に連れ戻し、私たちの起源や、集団や個人の記憶、そして生存に影響を与えるのだと。
   
   
あなたにとっての「ホーム(家)」とは?

ホームとは、人間関係を修復する文化的な場です。ホームは、料理やコミュニケーション、ガーデニングや家事を通じて評価されるような新しい芸術の創造や伝達のための、人生の最も古い学校です。ホームは、共同作業をかたち作り、力強い知的活動のための精神を鍛え、共存と共感のための素地を切り拓きます。ホームは、愉快な物語やいい話を語りあったり、お互いにとって忘れられない思い出を作る場所です。

私たちは皆、ホームにとっての美しい焼き物のようなもので、一人一人のユニークさが、社会活動や、多文化的な価値観を育てるのです。ホームと庭の関係は、アートと意識の関係と同じです
   
   
プロフィール

フランシス・アンナグはナイジェリア出身のアーティスト、ドキュメンタリー写真家、エッセイスト、詩人、作家、で研究者。

作品は、Watisart、Contrarian、London Grip、Photographic Museum of Humanity、Crannog、Save Africa Anthology、Solstice Magazine などの媒体やギャラリーで特集された。

またアンナグは、アムステルダム発のドキュメンタリー写真や映像のプラットフォームImpact Journeyのために、Graeme Williams、Chris Onah、Karl Ohiri、やCharlotte Yongaらのビジュアルアートについて研究した。

彼の作品は、Social Documentary Networkと、the Arts Theatre Kaduna State University にも展示された。彼の映像プロジェクト”Stone Brothers” は、フィレンツェ現代ギャラリーの図録のベストプロジェクトに選出。

最近では、 “Laloi boat” という単品写真を含む作品が、Viewbugで特別表彰される。アンナグは、アフリカのアートや文化、研究を推進するためのThe Art Project & Lab – ArProLabの設立者でもある。 https://medium.com/@francis_annagu/about-francis-annagu-de2de647c0fd
   
   
   
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Olia Fedorova / Ukraine

オリア・フェドロヴァ / ウクライナ  
   
   
プロジェクト:「(私の)家へようこそ」

「(私の)家へようこそ」はco・ikiのスペースとアーティストの家をつなげる写真プロジェクトです。

ウクライナ北東部のハルキウ(ハリコフ)のアーティストの自宅のいくつかのスポットを撮った写真が各スポットに応じたco・ikiの家内が設置され、またco・ikiの各室内の写真がアーティストの家の中に同様に設置されます。つまりが、各家に訪れたゲストは、8000キロと6時間離れた場所で、一度に二つの家のゲストになるわけです。

日本とウクライナのヴァーチャルな架け橋をつくることで、物理的・地理的・文化的・政治的な境界線だけでなく、この世界的なパンデミック下で課された境界線をも消し去り、距離(ディスタンス)を縮める試みとなります。
   
   
あなたにとって「ホーム(家)」とは?

私にとって「ホーム」は所有するもの、財産、またな特定の物理的な場所のことではなく、どこに行こうとも誰しもが抱いている感情のようなものです。

内なるホームとは私たちがまるで亀が甲羅を背負ってもなお外界と共有しているように、私たち自身も常に持ち運んでいる温かさ、愛、安心感などです。

私自身どこにいてもホームと感じないことはないです。何故ならホームは私がいる場所だからです。
   
※もしご興味があればこちらに関連する作品があるのでご覧ください。
   
http://oliafedorova.tilda.ws/i-dont-know-where-i-am
   
   
プロフィール

写真、ビデオ、インスタレーション、テキスト等を活用する領域横断的なコンセプチュアルアーティスト。1994年生まれ、ウクライナ北東部のハルキウ(ハリコフ)拠点で活動する。これまでに、ウクライナ、ポーランド、イタリア、ドイツ、イギリスで展覧会やレジデンスに参加。双方向の対話を可能とするような”共通点”を見つけるため、誤解や捉え違い、不明瞭な場所や言葉の曖昧さ等の隙間を顕在化させるような意味的空間、環境との関わりや探求を軸に活動している。

http://oliafedorova.tilda.ws/cv
   
   
   
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Shen Jiaqi / Singapore

シェン・ジャキ / シンガポール  
   
   
プロジェクト:“Melody of the Homemaker”「家事をする人のうた」

このプロジェクトでは日々進化する現代社会における「家事をする人」について考察を深めます。

異なる年代、ジェンダー、職業をもつ3人の主夫/主婦たちの一日のスケジュールを通して、本作品では、主夫/主婦という役割に対する社会の期待値の変化、また世代もタイプも異なる主夫/主婦たちの習慣に光を当てます。

私は、3人の習慣や行動の対照性をより引き出すために、台所という現場を選びました。 音という媒体を使って、3人の台所での様子を録音したものを、実際に彼らが行動していた時間に合わせてco・ikiのキッチンで流します。

また、3人がキッチンで準備したものの写真と、それぞれが主夫/主婦であることの意味をどう思うかについての短い文章も展示されます。
   
   
あなたにとって「ホーム(家)」とは?

私にとって「ホーム」は、物理的にも感情面でも、安全と感じるべき場所です。 「ホーム」は、環境の大きさや豪華さや、その家に住む人の人数などで決定されるべきものではありません。

ホームは、その家の全ての構成員の行動によってつくられます。こうした行為が蓄積していくことで、ホームが形づくられていきます。私たちの多くは、幸運なことに、ホームと呼べる安全なスペースを持っています。

私たちは、ホームに貢献している全ての個人の努力に感謝しなければなりませんし、自分自身が、ホームでの調和を維持するために役割があるのだということを意識するべきだとも思います。

ですが、ホームと呼ぶべき安全な空間を持たない多くの人たちにとっては、そうした空間を探すのに時間がかかる可能性があります。ホームと呼べるような居場所は、長い時間をかけて、様々な個人や場所の中に見つかるものかもしれません。

   
プロフィール

シェン・ジャキは、シンガポールに住みながら作品を発表しているアーティスト。Nanyang Academy of Fine Artsを卒業し、8年間、アート分野の教育者として活躍。シェンの作品は、彼女が経験し、個人的に出会った多様で独特な社会問題を元に展開する。彼女のインスピレーションは、制度的制約、社会的規範や、文化的期待などに由来する。毎日の生活の一場面や、都市環境などから美的なひらめきを得ながら、シェンは、社会として私たちが共有しながらも言葉にされていない経験についての対話を始め、意識を高めようとしている。www.sjqart.com
   
   
   
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Muhammad Rizqi Muttaqin / Indonesia

ムハンマド・リキ・ムタキン / インドネシア  
   
   
バーチャル・フォトグラフィー・プロジェクト

今回のパンデミック下で特徴的なことは、まだあまり顕在化していないが、アートワークやコラボレーションがオンライン上でも可能だということであり、

また自分たちにとっても今出来得る最良の選択肢になっているということです。アーティスト同士、時差や活動場所の違いもある中で一緒に創作や仕事が可能になっているいるわけです。

ここで考えたいのは、この状況がひとつのパターン、活動の新たな道筋としてパンデミックが終わった後も続くのか否かということです。

バーチャル・フォトグラフィーはパンデミックの渦中の今、トレンドになりつつあります。予定していた撮影が延期になるなどして、フォトグラファーたちは何とか撮影を続行できるよう他の手だてを探しているからです。

コロナ下で引き起こされた経済的、また時間や場所的問題によってヴァーチャル・フォトグラフィーは多くのフォトグラファーたちによって探求されてきています。遠隔での撮影方法や技術が進化することは、写真業界の新たな地平を開いていくために重要です。そしてそのために、今回私はバーチャル・フォトグラフィーの実験をしようとおもいます。
   
   
あなたにとって「ホーム(家)」とは?

ホームとは安全だと感じ、至上最高だと感じる瞬間のことです。
   
   
プロフィール

リキ・ムタキンはインドネシアを拠点にしているアーティストです。

光と色をメディアとした実験領域の作品を制作し、多くは日々の生活の中で感じる光や色にまつわる体験に影響を受けている。加えて、写真や動画も表現媒体として扱っている。リキは自身の内的不安などを表現するため、いくつかのパフォーマンス作品にも取り組み、それらは創作活動を熟成させるようなプロセスとなっている。

https://www.behance.net/muhrizki
   
   
   
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Tomoya Kikuchi (Wetplate-Kikuchi)  / Japan   

菊地 知也 / 日本  
   
   
室内カメラ化プロジェクト

映像の基礎である「カメラオブスキュラ」の原理を使い、室内を丸ごとカメラにし室内が見つめてきた風景やそこに住む住人を古典技法「湿板写真」で巨大撮影するプロジェクト。

カメラオブスキュラとはラテン語で「暗い部屋」を意味する。

レンズを介して像を結像しスクリーンを用意することでレンズが捉えた像を投影するカメラの起源である。今回はそのカメラオブスキュラを室内で再現することで外の景色を巨大に映し出していく。 更に、自由なサイズのフィルムを作ることができる幕末の写真技法「湿板写真」を活用することで室内を使った巨大カメラが映し出す像を写真として残すことができる。

写真技術と家を使ったワークショップの融合であるこのプロジェクトが家を活用したアートの可能性を広げるとともに、人々に対して映像の基礎そして技術を原理的に理解し写真技法の価値の再発信になることを望む。
   
   
あなたにとって「ホーム(家)」とは?

人と暮らしをつなぐ存在です。人が家を見つめてきたように、家が室内をそして街をどのように見つめてきたのかに非常に関心があります。
   
   
プロフィール

古典と現代を交えた複合的なアートを中心として活動する。 アーカイブと記憶、そして過去と現代そして未来というテーマを扱う。 技法と素材に焦点を当てることで、彼は回想芸術の伝統を日常の実践的に行う。

過去の伝統を理解し、復活させることは、ある意味で瞑想の行為と近いものである。 また職人技的な意識に重点を置き、完成度の高さを求めていく。

記憶の領域と経験の領域の区分けを争うことで、芸術とは明確な形式的なルールに基づいて実行される工芸であり、常に社会的な現実を参照すべきものであると考える。 美学的な回復そして価値の再認識のため、人々に魅力を認識してもらうためにも作品が感動的に美しく、魅力的であることを大切にしていきながら新しい価値を生み出していきたい。

https://www.wetplatekikuchi.com
   
   
   
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Copen  / Japan

コペン / 日本  
   
   
プロジェクト:バーチャルシェアハウス ~ 7つの屋根の下 ~

シェアハウスの意味が、「安く住む物件」から「コミュニティを作るための物件」へと変化している。

都市部で暮らす人々の孤独感や地域コミュニティの喪失などが課題となるなか、コロナ後の世界においてデフォルトとなりつつあるオンラインを活用してシェアハウスを仮想的に運営することで、人々が心地よい距離でつながりあえる、新たな「住」の可能性を模索する。

具体的には、世界中からシェアハウス住民を6名募集し、Copen&Co-ikiiチームを入れた7つの物件をオンラインでつなぎ、一ヶ月間擬似的に共同生活を行う。毎日、夜9時から10時、「オンラインリビング」を開放する。

コミュニティマネージャーは毎日「リビング」にいるが、他の住民は自由に出入りできる。平日の朝は、ヨガをしたり、朝食を作って一緒に食べたりする。週末には、料理会やパーティーなどを開催する。
   
   
あなたにとって「ホーム(家)」とは?

自分らしくいられる場所。
   
   
プロフィール

アーティストNagiChaとYuの2人からなるアートユニット「Copen」。日本の伝統的食材である白玉を使った食べられるコミュ二ティアートをカンボジアやフィンランド、ポルトガルなど世界各地で展開。また、2人は世界中のクリエイティブな社会課題解決アイデアを集めたオンラインマガジン「IDEAS FOR GOOD」の編集者としても活動している。「ペンは剣より楽し」がモットー。
   
   
   
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naok fujioto  / Japan

藤本ナオ子 / 日本    
   
プロジェクト:“Gardenation” -C氏の庭-(仮)

『家』を用いたヴァーチャルとリアルによるパフォーマンスとデジタルアートを用いたアートイベント。  女性と家庭(home and garden)をキーワードに、コロナ禍の生活の在り方を考える。

本企画では、ステイホームにおけるそれぞれの「家庭」(home&garden)について、市民と共に考える機会としたい。そこで、日本をはじめ、海外のパフォーマンスアーティストや、ビジュアルアーティストを招き、オンライン上での公開(展示)プロクラムを行う。

今日、コロナウイルスの感染予防を目的にソーシャルディスタンスが主流になるにつれ、アートの醍醐味であるリアルなコミュニケーションの構築が極めて困難になっている。そこで、私はオンラインとリアリティの二つの側面を通して生まれる『観るモノと観られるモノ』とのインタラクティブな関係性から、私たちの「家庭」(home&gardenについて考える実験的な好機としたい。
   
   
あなたにとって「ホーム(家)」とは?

家庭(庭)|garden(Safe space 安全な場所)
   
   
プロフィール

キュレーター、アーティスト、リサーチャー  ”異形の愛製作委員会|Geek Love Project”代表(助成:アーツカウンシル東京)、”Small Talk Project”(Curration Collective)主宰メンバー。 東京都出身。Royal College of Art(MA of Fine Art)修士課程修了。
   
   

企画スケジュール

本企画参加クリエイターはリモートレジデンシー期間(2020年7月~9月)で各プロジェクトを進めていきます。

また、co・ikiやプロジェクト参加者やサポーターのみなさん、他参加クリエイターとの交流のなかで、更にビジョンを広げて活動しプロジェクトを発展させていきます。

co・ikiでは公開/非公開イベントを企画し、より参加のみなさんのつながりが形づくられていくようサポートします。

非公開のヴァーチャルラウンジイベント(詳細下記)については、ドネーションによりサポーターとしてご参加いただいた皆様をご招待いたします。

是非この実験的レジデンシーを共につくり、そのプロセスに加わってください。 皆様のご参加をお待ちしております。
   
   

全体スケジュール
   
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*記載された時間はすべて日本標準時間となります。世界各地にお住まいの方は時差をご確認ください。

*非公開のヴァーチャルラウンジイベントについては、ドネーションによりサポーターとしてご参加いただけます。 下記より詳細ご確認ください。
https://www.ko-fi.com/post/Call-for-Donations-and-Financial-Aid-for-Creativi-L4L61WH7N


   
   
   

2020年 7月

   
[ 公開イベント(予定)]
   
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[ 非公開イベント(ヴァーチャル・コリビング・ラウンジ) ]

*ドネーションによる招待制となっております。詳細は下記よりご確認ください。

https://www.ko-fi.com/post/Call-for-Donations-and-Financial-Aid-for-Creativi-L4L61WH7N

Meet the Japanese Artist@Virtual Co-living Lounge  

「日本のアーティストに出会う vol.1 アーティスト 香川大介さん」

Vol.1  :    7月18日(土) 20:00 ~@Virtual Co-living Lounge (@ヴァーチャル・コリビング・ラウンジ)  
   
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香川 大介

福岡県福津市出身の画家。フランスでのスケートボードデザインや、絵画収入による日本徒歩縦断などを経て現在は栃木県日光市在住。 絵画に限らずあらゆる創作の場として、築100年の古民家を自身で修復し2017年に生活・工房・店舗の複合スペース『吉見屋/香川大介美術館』を設立。形にとらわれない“創作”そのものを中心とした生活をおくっている。
   
   

2020年 8月

   
[ 公開イベント(予定) ]

Coming soon if there’s any…
   
   
[ 非公開イベント(ヴァーチャル・コリビング・ラウンジ) ]

*ドネーションによる招待制となっております。詳細は下記よりご確認ください。

https://www.ko-fi.com/post/Call-for-Donations-and-Financial-Aid-for-Creativi-L4L61WH7N


   
   
クリエイター・ギャザリング

8月1日(土) 19:00-

8月8日 (土) 19:00-

8月9日 (日) 19:00-

*他実施予定日が決まりましたらUPします。
   
   
Meet the Japanese Artist@Virtual Co-living Lounge  

「日本のアーティストに出会う vol.2」

Vol.2  :    8月日程未定 @Virtual Co-living Lounge (@ヴァーチャル・コリビング・ラウンジ)

   
   

photography © by J.Gerull

TONA 2019/10/12-10/14

 

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photography © by J.Gerull

 

TONA 

Web: https://www.facebook.com/mistertona
Instagram: https://www.instagram.com/tona_one/
email: tonastreetarts@gmx.net

ドイツ・ハンブルクをベースに活動するアーティスト。ステンシルや、版画の技法を用いて、ストリートアートを中心に表現している。批判や皮肉ではなく、人々を笑顔にするような作品を世界中に拡散させている。インド、ニューヨーク、ベネズエラ、カナダなどで展覧会や芸術祭に参加。「ウォールアートフェスティバルふくしま in 猪苗代2019」招聘アーティストとして初来日。日本人をモデルにしたステンシルワークを予定している。

※10/14(月)ツォモリリ文庫にて参加アーティストたちによるレセプションパーティ開催予定。

https://www.facebook.com/events/608523553012266/

 

Giulia Monducci 2019/3/1-2019/5/1

Giulia Monducci 2019/3/1-2019/5/1

Giulia Monducci
Giulia Monducci

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュリア・モンデュッチ

www.giuliamonducci.it

イタリアに生まれ、G.Bマルティーニ・ボローニャ大学音楽院のメディア音楽学科、ブリュッセル王立大学音楽院の作曲科の学士、同音楽院の修士号を取得。現在はフリーランスの作曲家として活動し、オックスフォード大学の博士課程に在籍している。ここ数年は、「間(空間)」の比喩的観念がいかに音と一時性の問題に関係しているかに注目し、現代音楽における比喩的思考と知覚の融合について研究してきた。

ジュリアの作品は、ABC Iwaki公会堂(メルボルン)、王立モネ劇場(ブリュッセル)、ラガーディア・パフォーミング・アーツ・センター(ニューヨーク)、リビウ・フィルハーモニー(ウクライナ)、シェルドニアンシアター(オックスフォード)等各国で演奏されている。

 

滞在プロジェクト企画

「トーキョー・ポラロイド」

「私は、この度のco・iki滞在中に、日本の美学から着想を得た一連のアンサンブル作品を創作します。このプロジェクトは「間(空間)」の概念と現代曲における音とかたちの事象との関係性についてリサーチする、自身の博士研究から派生しています。創作する各作品は特定の場所、コンセプト(例:「無常」)、芸術形態(例:「能」)をインスピレーションとし、音楽に関連する要素・イメージ・動きとの関係を探っていきます。

本プロジェクトは長きに渡る日本文化への興味関心から生まれ、日本の文化・音楽・伝統を深く学びながら自身の芸術活動の幅を広げていくために考えられたものでもあります。」

 

Junko Shimura 2019/2/20-3/6

Junko Shimura 2019/2/20-3/6

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志村 純子

生物多様性を保全する国際条約の事務局で国際公務員をやっている科学者です。「人間はどうやったら、楽に賢くなれるのか、豊かになれるのか、よい国と地域をつくれるのか」といつも考えているうちに、深い感動と共感を探求していく過程は人間と関わる部分でアートを制作する過程に大変共通性が高いと思うようになりました。

今回のco・iki滞在では自身の関心の高い空海についての学びを深めながら、アーティストやクリエイターの皆さんと対話し、意見交換する機会がつくれると嬉しいです。気軽にお声がけくださいね!

 

▼関連ビデオhttps://www.facebook.com/UNBiodiversityConvention/videos/1079177135577421/UzpfSTM0MjE1MjcxNTkzNDYzNToxMTg0ODIyODY4MzM0Mjc4/  

 

▼関連リンク

http://dnabarcodes2019.org/program/plenary-speakers/?fbclid=IwAR0yFATqwfI8NvHCkPK6tAWw237mTQGAhs60AallxcjckoETNgFAPCpdYds

 

“UN/BALANCE” multimedia&butoh research project by Mariano Leotta

“UN/BALANCE” multimedia&butoh research project by Mariano Leotta

UN/BALANCE”     multimedia&butoh research project by Mariano Leotta

Project Plan&Collaborators >>  http://co-iki.org/en_US/mariano-leotta-201915-201924/

We are very glad to announce that Mariano Leotta,a multi-media creator,will collaborate with those active and promising butoh dancers in Japan,Dai Matsuoka,Kei Ishikawa and Masahiro Nakanishi for his multimedia&butoh research project “UN/BALANCE”.

He will try to research the interplay of body and the human relationship through community workshop experimenting with his multi-media and mainly collaborating with Dai Matsuoka,a butoh dancer who is a member of Sankaijuku and the director of LAND FES,an art&dance festival based in Tokyo.
It will be a performative,multi-media project with a long-term view and these experimental collaborations will be a starting point for his future creation and further collaboration.

 

Image Theater Workshop for “UN/BALANCE”  by Mariano Leotta

10:00-17:30,January 20th,2019 at Sengawa Factory(Tokyo)

https://www.facebook.com/events/535688390282695/

 

Work in Progress of  “UN/BALANCE”

Collaborative experimentation with Japanese promising butoh dancers,now work-in-progress.

Images from first sessions&experiments / photo by bozzo

Dancers: Dai Matsuoka, Kei Ishikawa

Multimedia(volumetric light) : Mariano Leotta

Special thanks to Masahiro Nakanishi, Sho Tokura, Noriko Kubota, Yasuko and Isamu.

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Mariano Leotta 2019/1/5-2019/2/4

Mariano Leotta 2019/1/5-2019/2/4

 

Mariano Leotta
Mariano Leotta

 

マリアーノ・レオッタ

http://www.marianoleotta.com/

1982年イタリア、シシリア生まれ。ミラノ、ベルリン、ドバイ、モントリオールを拠点として活動してきた。 作品はこれまで各国で展示され、モスクワ・ビエンナーレ、ミディテラニアやISEAなどに招待されてきた。また、グローバル企業やクライアントとの仕事も多く、BMW、メルセデス、ロイヤル・カリビアン、アーティストではレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、安室奈美恵、チャイルディッシュ・ガンビーノなどとも仕事をともにしてきた。 マリアーノのこれまでの創作活動は常に情熱と好奇心が原動力となっている。実験シアターや映画、マルチメディア・アートやインタラクティブなダンスへと展開し、近年は音楽ライブやショー等を中心に活動、この度、マルチメディア・アートが好きになった当時の初心に戻り、更に自由に、創造的にco・ikiを拠点に活動予定。

滞在プロジェクト企画

UN/BALANCE

今回のプロジェクトでは、人間の関係性について考え、以下のようなハイレベルな疑問を自分自身に投げかけました。

「例えば個室、抑圧的な家庭環境、もしくは単なる精神状態など、いわゆる狭小空間で人々はどうお互いに関係しあっているのか?」

以前より、社会的条件や環境により決定づけられる極端な関係性のパターンがあることに気づき、ノートにいくつかの視覚的なメモやスケッチを描き始めました。そして自然と、これらの関係性や社会的抑圧を光で視覚化できるのではと考えたちました。人々の間で増幅する壁や、強制的に押し込める部屋等。。

パフォーマンス要素がこのプロジェクトには足りないと思っていた矢先、たまたま出会った舞踏家の映像に慄きました。踊り手の身体表現、そのグロテスクな姿かたちに静かな叫び声をあげながら魅了されていたのです。

coiki滞在中は、身体とマルチメディアを組み合わせ、舞踏とボリュメトリック・ライトで没入環境を創り出します。目に見えない間仕切りが人間の行動を強要し、そこでの関係性が不条理にもみえるような空間を考えています。

リサーチ・実験と並行して仙川地域でのワークショップなども予定しています。

(詳細は下記&Facebookをご覧ください。)

 

Marianoによるコミュニティ・ワークショップ

https://www.facebook.com/events/535688390282695/

2019年1月20日(日)終日 ※東京・仙川にて開催。詳細はFBページをご覧ください。  

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  Elektro kokon

    

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コラボレーター

松岡 大

http://daimatsuoka.com/

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舞踏家ならびにLAND FES 代表/ディレクター。 上智大学卒業。桑沢デザイン研究所卒業。 2005年より山海塾に舞踏手として参加。 「金柑少年(リクリエーション)」「とばり」「めぐり」「卵熱(リクリエーション)」などの主要作品に出演中。

http://www.sankaijuku.com/

2011年より、街を歩きながらミュージシャンとダンサーによるライブを鑑賞するウォーキング形式のパフォーマンスイベント「LAND FES」を主催。2014年より、調布市せんがわ劇場主催「JAZZ ART せんがわ」の同時開催イベントとして仙川の街で「LAND FES」を開催し、商店との交渉を重ねながら街全体を舞台に仕立てあげ、劇場と街を繋ぐ企画性が評価され、2018年までに5年連続で開催している。

http://land-jp.com/

16年、着物染織アーティストの榎本多賀、コンテンポラリーバレエダンサーの苫野美亜らとともに「MAU」を結成し、舞台作品「もののあはれ」を東京と京都で上演。 16年10月に、NYのパペットカンパニーPhantom Limbの作品「Falling Out」の振付を担当。同作品を2018年11月にNYのBrooklyn Academy of Music (BAM)にて上演。

http://phantomlimbcompany.com/productions#/fallingout/

16年12月には、故・蜷川幸雄氏の意思を引き継いだ、高齢者による世界最大級の群集劇「一万人のゴールドシアター 2016」にてムーヴメント演出を務める。 16年より、舞踏の価値を広く残し伝えるために、舞踏の体現者である大野慶人氏の動きを最新のデジタルテクノロジーで保存するためのプロジェクト「YOSHITO OHNO ARCHIVES / DIGITAL 3D IN MOTION」を非営利活動法人ダンスアーカイヴ構想のメンバーとして発足。

http://www.dance-archive.net/

 

石川 慶

kei_ishikawa1986年 愛知県生まれ 4歳からクラシックバレエを始める。昭和音楽芸術学院バレエ科卒業。 2007年 舞踏家吉本大輔に出会う。 舞踏ー天空揺籃 公演「エロスの涙」出演。 2008年 吉本大輔ポーランドツアー参加、石川慶 ソロ公演「放蕩娘の旅立ち」。 2009年 吉本大輔ニューヨーク、メキシコ、ポーランドツアー参加。 2010年 石川慶ソロ公演 「さらば、シリウス-白鳥の抄-」、吉本大輔ポーランドツアー参加。 2011年 石川慶ソロ公演「珠殷のカケラ」、2012年、吉本大輔ポーランドツアー参加、ポーランドグダンスク、タルノフ、ブロツワフ(グロトフスキーセンター)、石川慶ソロ公演「Bayer」 。 現在は愛知を拠点に活動中。

 

 

中西 晶大

http://masahirock.wix.com/tokyodiamonddance

masahiro_nakanishi即席即興ユニットTokyo Diamond主宰。役者としてTV-CM、舞台、ラジオなどで活動後、舞踏の世界へ足を踏み入れる。即興の名手《石井満隆》の最後の弟子として師事。即興を得意とし、商店街、寺院、公園、森など、場所を選ばず活動。現在は行政のワークショップや、舞台演出をしながら、芸術祭のコーディネートやディレクションにも関わっている。