Intan Anggita Pratiwie 2024/3/20-4/19

Intan Anggita Pratiwie 2024/3/20-4/19

インタン・アンギタ・プラティウィ

 

インタン・アンギタ・プラティウィは、インドネシアのサステナブル・ファッション研究家、リサイクル・アーティスト、日本文化愛好家など、さまざまなクリエイティブ分野の先駆者である。

2004年の学生時代より、ファッションのリサイクルを始め、サステナブルファッションのムーブメントに20年近く携わっている。2012年には、インドネシア東部のインスピレーションに満ちた人々やその部族を紹介するウェブサイト構築の資金集めのために、古着のデニムとインドネシアの伝統的な手織り技法であるイカットを融合させたファッションブランドを立ち上げた。

この運動が評価され、インタンは2014年、女性の役割大臣と芸術・文化分野の情報通信大臣からカルティ二・ネクスト・ジェネレーション賞を受賞。2015年、国際連合人口基金(UNFPA)より、インドネシアから若手20人が選出されたエージェント・オブ・チェンジを受賞。2019年、研究開発の共同設立者としてセタリ・インドネシアを設立。

セタリ・インドネシアは、ファッション廃棄問題に対処するために衣服の寿命を延ばすことに焦点を当てた社会的企業である。彼らの仕事は、規格外の、古い、または売れ残った衣類や繊維廃棄物を感動的な作品に生まれ変わらせることにより、衣服に新しい命を吹き込むこと。廃棄物に新たな命を吹き込み、衣服を作る人々の生活を向上させることを目指している。誰もが不要になったアイテムを提供することで貢献でき、またリターンとして丁寧に作られたアップサイクルアイテムのセレクションを楽しむことができる。すべての売上とプロジェクトは、トレーニングやスキルアップ研修を通じて、地元の職人やテーラー・コミュニティのエンパワーメントに役立てられている。

最近では、グリーンピース東南アジアのテキスタイル・アーティスト、インドネシアのアクセラレーターWomen Earth Alliance 2020の一人、Media Indonesia 2020の50 Punggawa Bumiを務めている。また、Environment 2022のBerita Satu People & Inspiration Awardsにノミネートされ、Women of The Year Her World Indonesia 2022、同時に、多くのファッション学部で過去2年間サステナブルファッションについてゲスト・レクチャーを実施。2023年には、ASEAN Green Cultural Entrepreneur インドネシア代表。同年、日本政府の助成を受け、宮城県にてアーティスト・レジデンスを実施。

個展:

2022年 Barang Lama Bersemi Kembali(Astha Mall)

2023年、World Within Wardrobe、Subo family(ジャカルタ)

2023年 World Within Wardrobe、BNAホテル(東京)

2023年 In Nature We Trust、BACC(バンコク)

2023年、サステナブル・ファッションに関する本、World Within Wardrobe (Dunia Dalam Lemari)を出版。

 

関連リンク:

www.intananggitapratiwie.com

Instagram:

www.instagram.com/subofamily

Www.instagram.com/intananggitapratiwie

www.instagram.com/setali.indonesia

www.twitter.com/subofamily

 

滞在プロジェクト

インタンはレジデンス期間中にco・ikiのエクステンションプログラムとして、山梨県富士吉田市にて地元テキスタイルのリサーチ、展示活動を実施します。また、東京都内でもワークショップほか様々な活動を予定しています。

◾️展覧会・ワークショップ

Celebration of Nature’s Palette with Sande Nusantara 

インドネシアのサンデ・ヌサンタラ来日展示

「天然の色彩を祝福する」

展示会期:2024年3月24日(日)〜30日(土)11:000-17:00

展示内容:

インドネシアのバティックにも使われる、植物・根・鉱物などの天然資源に由来する多様な色彩を紹介します。また、持続可能な染色の選択肢とその多様性を示し、一枚の布が織り成す種々の物語を、サンデ・ヌサンタラ(インドネシアのサステナブルファッションブランド)による本展示にてご紹介します。

 

トーク&ワークショップ:

Open Studio 3月24日(日)終日

Workshop &Talk 3月30日(土)13:00-15:00

「 Playdate with Batik – バティックと遊ぶ一日 – 」

インドネシアのアーティストたちとつくる、ジョンバン地域の陶器ビーズを使ったバティック刺繍ワークショップ

※ワークショップ参加費3500円

 

会場:Kura House 

(住所: 〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田2丁目1−25

 

〜インドネシア・バティックについて〜

インドネシアの伝統的な染織芸術であるろうけつ染めは、蝋と染料を複雑に組み合わせて布に美しい模様を描きます。この工程にはデザイン作成 、 ワックス塗布 、染色、ワックス除去、最終仕上げといった、いくつかのステップがあります。

インドネシアのバティック製作における天然染色には、植物、鉱物、昆虫由来の染料を使用します。これらの天然染料は鮮やかな色彩を生み出し、環境に優しく持続可能であることから好まれています。一般的な天然染料には、インディゴ、サッパンウッド、ウコン、さまざまな葉や花などがあります。

インドネシアのバティックは美しい芸術であるだけでなく、文化的アイデンティティと遺産の象徴でもあるのです。伝統的な技法と天然の染色方法は世代を超えて受け継がれ、インドネシアのテキスタイル・アートの豊かで多様なタペストリーに貢献しています。

 

 

◾️サンデ・ヌサンタラ・メンバー紹介

マデ・アユ・アンガラ・ワーダニ

インドネシアの活気あるクリエイティブ・シーンにおいて、マデは卓越したアート・ディレクターとして活躍している。16年のキャリアを持つ彼女は、大手ライフスタイル・デザイン会社でブランディング・イニシアチブの陣頭指揮を執ってきた。2015年には、アートと文化をシームレスに融合させたベンチャー企業、Arjuna Photo Studioを共同設立し、特に在留邦人向けに、さまざまな土着のテキスタイルを使ったインドネシアの伝統的なフォトセッションを行っている。

著名なファッション写真家による2021年の「インドネシア女性100人」プロジェクトに選ばれ、2021年にセタリ・インドネシアの一員となり、その後2022年にサンデ・ヌサンタラ・バティック・テキスタイル・リサーチを共同設立した。革新と文化遺産保護への献身を原動力に、サンデは環境に優しい染色技術の領域を掘り下げている。

2023年にはセタリ・インドネシアと共同で、繊維廃棄物を持続可能な製品に再利用する画期的な取り組み「ファブリック・ラボ」を立ち上げた。現在は、持続可能性に重きを置くデザインスタジオの設立を率先し、同時にサンデとファブリック・ラボ共同の環境に配慮したテキスタイル製作を進めている。

常にクリエイティビティの限界を押し広げ、インドネシアのデザイン界に永続的な足跡を残している。

instagram : 

https://www.instagram.com/madeaaw/

https://www.instagram.com/sande.nusantara/

 

 


ナビラ(ビア)

通称ビアとして知られるナビラは、世界のバティックの街として知られるプカロンガン出身の社会起業家であり、熱心なバティックアート愛好家でもある。

2016年以来、彼女は地元のバティック職人をエンパワーする活動を展開している。彼女の軌跡はテルコム大学在学中に始まり、卒業論文では「バティック・ジャワ・ホコカイ」について研究し、職人をエンパワーし、その歴史的意義を広めることに情熱を燃やしてきた。

2018年、ビアは全国起業家コンペティション「Wirausaha Muda Mandiri」で優勝し、ペカロンガンの地元職人を支援する取り組みを実施。様々な実践を通じて、彼女は手書きバティックの職人技に注目し、その化学薬品を使わない製法に焦点を当て、また彼らの生計を支えている。

これらの啓蒙活動が認められ、ビアは2019年に起業家支援組織の「グローバル学生起業家賞」でインドネシアの最優秀学生賞を受賞。2022年、彼女はサンデ・ヌサンタラに加わり、バティック芸術を文化遺産として広める旅を続けている。

現在、ビアは天然染料を使った手書きとハンドスタンプのバティックに焦点を当て、自身のバティック生産拠点の設立を目指している。彼女の究極の目標は、ワークショップを開催し、世界中の人々にペカロンガンの文化遺産を体験し学んでもらい、インドネシアの文化遺産の美しさを世界に広めることである。

instagram : 

http://www.instagram.com/heybiaa._



 

Beste Sevindik 2024/2/28-2024/3/29

Beste Sevindik 2024/2/28-2024/3/29

ベステ・セヴィンディクはオランダを拠点に活動するトルコ系オランダ人のヴァイオリニスト兼研究者。現在、ライデン・アジア・センターで、日本との多様な学際的文化交流プロジェクトに対するオランダ政府の取り組みと支援について研究を進めている。ハジェテぺ大学アンカラ音楽院を卒業後、ベルンハルト皇太子文化基金とクラース・ダイクストラ財団の寛大な支援を受け、フローニンゲンのプリンス・クラウス・コンセルヴァトワールで修士号を取得。

クラシック・ヴァイオリニストとして、ベステはドイツ、ベルギー、フランス、ノルウェー、デンマーク、アイスランド、日本、そしてオランダ全土のさまざまな舞台で演奏している。また、コンサートホールにとどまらず、「医療に役立つ音楽」プロジェクトのような革新的プロジェクトにも積極的に取り組んでいる。このプロジェクトでは、フローニンゲン大学医療センターとハーグのアントニウーショフ病院で、外科手術の患者とそのケア・スタッフを対象に、音楽家がレパートリー曲や即興演奏等を実践している。さらにベステは、欧州委員会のエラスムス+イニシアチブが支援するプログラム「RENEW」の研修生として、ヨーロッパ各地で起業家精神と先進的な音楽プロジェクトに参加している。

音楽活動以外にも、音楽家の社会的役割を探求する研究プロジェクトに深く関わっている。王立コンセルヴァトワールとハンゼ大学の研究員として、ロイヤル・カレッジ・ロンドンとウィーン国立音楽大学との共同プロジェクト「ProMiMiC」に参加し、ヘルスケア領域における音楽の影響について研究している。

ベステは日本の芸術と文化が好きで、ライデン大学で日本語を専攻した。2022年に卒業後、東京の日本女子大学現代女性キャリア研究所で研究インターンシップに参加、日本で活動する女性音楽家の社会経済的状況について質的調査を行った。

 

滞在プロジェクト企画: 

レジデンス期間中の私の主な目的は、日本とオランダの学際的な文化協力について調査し、研究を進めることです。特に、2025年に大阪で開催される万国博覧会に向けた関連性に焦点を当て、二国間関係を形成する上で、このようなプロジェクトが持つ永続的な意味合いや遺産が何であるか探求します。滞在期間中、これらのプロジェクトに関わる団体や個人へのインタビューやビデオ資料など、広範なデータ収集を行う予定です。

私の滞在のもうひとつの目標は、東京での専門的なネットワークを広げ、日本における女性音楽家の職業化を主題とした博士論文のアイデアを集めることです。

文化的なイベントやワークショップ、集会などに積極的に参加し、専門家やアーティストとつながり、将来の共同プロジェクトや研究活動に貢献できるような関係を築くつもりです。この度のレジデンスでの没入経験を活かして、博士論文の焦点を絞り込むことを目指します。

さらに、音楽家として、即興セッションやワークショップ、様々な分野の地元アーティストとのつながりを育むなど、多様なかたちの芸術的コラボレーションを探求したいと思っています。

ディスカッションに参加し、専門家のアドヴァイスを得て、東京の活気ある文化的景観からインスピレーションを得ることで、このレジデンスは私の現在の研究プロジェクトにとって重要な経験となることはもちろん、私の将来の学問的探求を更に発展させていくと期待しています。

Instagram:@bestesevindik

 

Francesca Le Lohé  2023/11/15-2023/12/15

Francesca Le Lohé 2023/11/15-2023/12/15

フランチェスカ・レロイはステージ企画や異文化交流を中心に、日本とイギリスで活動する作曲家・コミュニティミュージシャン。 2020年8月に、作家シャルロッテ・ヴューラーと共に、世界中の作曲家・音響アーティストと作家の国際的コラボレーションを可能にする「サウンド・アンド・ワード・ネットワーク」(Sound and Word Network)を立ちあげ、このネットワークにより、2022年5月には制作中のオペラ「How Was It For You?」を、としま区民センターにて上演した。この作品は森鴎外の短編小説「ヰタ・セクスアリス」(1909) から着想を得ており、日本と英国における、人間関係と性教育の問題を探求する作品である。

2019年には谷崎潤一郎の小説「鍵」を題材にしたオペラ「THE鍵KEY」の作曲家・演出家として、「第19回佐治敬三賞」を受賞。この作品は、歌手、西洋楽器、和楽器がトリオとなってそれぞれ別々の部屋で同時にパフォーマンスを行い、観客は自由に家の中を回遊しながら鑑賞するという、サイトスぺシフィックかつ総合的なもので、公演は高く評価された。フランチェスカ・レロイの作品は、TAma Music and Arts Festival(日本)、Sonorities、Tête à Tête: オペラ・フェスティバル(英国)、ロンドン建築フェスティバル(英国) など、様々な芸術祭で作品が取り上げられている。

THE KEY

Twitter: @francescalelohe

Website: www.francescalelohe.com

Youtube: https://www.youtube.com/channel/UCKmrMo-c39ePjxnuKhS599Q/featured

 

 

滞在プロジェクト企画:

co・ikiでのレジデンス期間中、私は琵琶奏者の久保田晶子さんと一緒に、2023年12月10日(日)に東京の自由学園明日館で初演する新作の創作とリハーサルを行います。 新作「伊藤野枝:永く永く無限に続く道」は、作家でありフェミニストであった伊藤野枝(1895-1923)の生涯と作品に焦点を当てたものです。 その短い生涯の中で、彼女は先駆的なフェミニスト雑誌『青鞜』の執筆・編集に携わり、同じアナーキストでありパートナーでもあった大杉栄とともに、女性や労働者の権利のためのキャンペーンを行いました。

琵琶の伝統では、演奏者は楽器の伴奏をしながら戦いや武士の歴史物語を朗読します。琵琶を研究しているうちに、他の「戦士」のあり方について考えるようになり、伊藤野枝の情熱的な活動家の生涯を、伊藤野枝自身の文章をテキストにした新作を通して浮き彫りにするのに、琵琶が最適だと感じました。

初演は、伊藤と大杉が国家権力によって殺害されてからちょうど100年という象徴的な年に行われます。

特別ゲストの飯田裕子教授(近代文学・ジェンダー研究)、渡辺愛氏(日本女性作曲家会議)によるトークとともに、伊藤と同時代の日本人女性作曲家の作品とともに演奏される。

詳細とチケットはこちら:https://itonoe2023.peatix.com  

最新情報はツイッター&インスタグラムにて: @itonoe231210

 

co・ikiでのレジデンス中に作品を発展させ、コンサートの準備ができることにとても興奮しています。レジデンスを通して新たなアーティストと出会い、ネットワークを広げ、また、2015年から2021年まで東京に住んでいた時に出会った友人やアーティスト仲間と再会する時間を過ごしたいと思っています。

 

▪️パフォーマンス&トーク・スケジュール

11月29日(水)16:40 – 18:10 「伊藤野枝via琵琶: プロセス&パースペクティブ」セミナー@九州大学(オンライン)

12月10日(日)18:00 – 20:00 永く永く無限に続く道: 伊藤野枝と同時代の女性作曲家たち」コンサート&トーク@自由学園明日館講堂(東京・西池袋) 

Ticket: https://itonoe2023.peatix.com

12月13日(水)14:30~16:30 レクチャーパフォーマンス@名古屋大学ジェンダー・リサーチ・ライブラリー(名古屋)



Milian Mori

Milian Mori 2023/6/27-2023/9/7

Milian Mori

Milian Mori(ミリアン・モリ)はスイスを拠点に活動する作曲家、デジタル・アーティスト。ソロ活動の一環として、ダンス、アルゴリズム、ピクセル、クラブミュージックを融合した作品を展開している。過去12年間で、ダンス・ミュージックに共通するボキャブラリーを拡張、投影、再解釈することを目的とした、独自の音楽言語を開発してきた。

テクノロジーと自然、二項対立と流体、アルゴリズムと精神性、二元論と三元論、機械と人間、ランダム性と自己の類似性。それらが出会うこと、また数学・幾何学・データを感情・ダンス・充実感をもって結合させることに深い関心をもっている。

彼は全ての作品において、二元論を超える空間をあらたに開こうとしており、作品自体が回答し、また疑問を呈することは目的としていない。

彼のデビュー・アルバム『AS YOU WERE LISTENING』は、ラスター・メディア・プラットフォーム(Raster Media)からリリースされ、これまでの作品の精神を受け継ぐと同時に、ポップカルチャーと芸術の融合という新たなヴィジョンを確立している。『AS YOU WERE LISTENING』では、ダブ・テクノの独特な言語を用いながら、新たな変化・要素・美学を通して同ジャンルのボキャブラリーを広げようと試みている。

 

https://milianmori.com/ (Artist Official)   /  IG: https://www.instagram.com/milianmori/

milian mori | artists | raster-media (Raster Media)

 

滞在プロジェクト企画

滞在中、日本人アーティストの泉田徹さん(https://www.toruizumida.com)とコラボレーションする予定です。泉田さんが主催する「Public Visuals (パブリック・ヴィジュアルズ)」(https://linktr.ee/publicvisuals)というコンサート・シリーズに招待いただき、滞在中3回程共演する予定です。

この度のレジデンスを通して、私はコラボレーション相手の文化をより深く理解し、実際の会場で演奏する前に入念なリサーチや準備をすることができます。

また、今回の滞在中に、もしあなたが私の音楽を発表する場を考えてくださるなら、是非別の会場でも演奏してみたい、とおもっています。

co・ikiのレジデンスプログラムに参加することは、私の芸術家としてのキャリアにとって正しいステップです。

私の作品には、池田亮司、青木孝允、ベクター・アーキテクツなど、日本から影響を受けたものがたくさんあります。ですので、今回のレジデンスは、私が日本文化を知り、交流し、変化するための土台作りになると思います。日本のみなさんと、双方にとって有益な関係を築きたいと思っています。

日本との交流の最終的な目標は、長期的な関係の基礎を築くことです。私自身、創作においても、異なる出自や背景をもったあたらしい関係やつながりを探しているからです。

お互いに有益な交流を築けることを願っています。みなさん、どうぞ宜しくお願いします。

 

※以下は滞在中の主な公演予定です。詳しくはアーティスト、co・ikiのSNSでもUPします。また、他のパフォーマンスへのお誘いも受け付けております。

[お問合せ先:contact@co-iki.org ]

+ More

 

 

滞在背景と関心事

この6年間、私はほとんどの時間をスイスで音楽の勉強に費やしてきました。サウンドアートの学士号から始まり、2022年にはベルン大学で作曲の修士号を取得しました。

co・ikiのレジデンスは、新たな創作のための音楽と出会うために、私の心をクリアにし、長年蓄積してきた知識を手放すことができる完璧な空間となるでしょう。co・ikiのウェブサイトで写真を見た瞬間、ここがまさに私が探している場所だとすぐにわかりました。

レジデンスで最も重要なことは、日本の精神を拾い上げ、自分の音楽と融合させることです。これは、レジデンスの環境そのものを通してかたちになることだとおもいます。

私自身、この地域に住んでいる人たちや、co ikiの周りの地域にとても興味があります。今回、特別なマイクを使って街の雑音や活動を捉え、デジタル処理することも考えています。静寂に包まれ、耳を傾け、周囲の環境に心を開く作業の一環です。

あなたの国、日本の文化が私の音楽にどのような影響を与えるのか、そして私の出身地の伝統とのつながりを失うことなく、どのように自分の音楽的・美的言語と組み合わせることができるのか、とても興味をもっています。私の研究の成果は、次のソロ・アルバムで発表する予定です。

 

Giulia Monducci 2019/3/1-2019/5/1

Giulia Monducci 2019/3/1-2019/5/1

Giulia Monducci
Giulia Monducci

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュリア・モンデュッチ

www.giuliamonducci.it

イタリアに生まれ、G.Bマルティーニ・ボローニャ大学音楽院のメディア音楽学科、ブリュッセル王立大学音楽院の作曲科の学士、同音楽院の修士号を取得。現在はフリーランスの作曲家として活動し、オックスフォード大学の博士課程に在籍している。ここ数年は、「間(空間)」の比喩的観念がいかに音と一時性の問題に関係しているかに注目し、現代音楽における比喩的思考と知覚の融合について研究してきた。

ジュリアの作品は、ABC Iwaki公会堂(メルボルン)、王立モネ劇場(ブリュッセル)、ラガーディア・パフォーミング・アーツ・センター(ニューヨーク)、リビウ・フィルハーモニー(ウクライナ)、シェルドニアンシアター(オックスフォード)等各国で演奏されている。

 

滞在プロジェクト企画

「トーキョー・ポラロイド」

「私は、この度のco・iki滞在中に、日本の美学から着想を得た一連のアンサンブル作品を創作します。このプロジェクトは「間(空間)」の概念と現代曲における音とかたちの事象との関係性についてリサーチする、自身の博士研究から派生しています。創作する各作品は特定の場所、コンセプト(例:「無常」)、芸術形態(例:「能」)をインスピレーションとし、音楽に関連する要素・イメージ・動きとの関係を探っていきます。

本プロジェクトは長きに渡る日本文化への興味関心から生まれ、日本の文化・音楽・伝統を深く学びながら自身の芸術活動の幅を広げていくために考えられたものでもあります。」

 

Mariano Leotta 2019/1/5-2019/2/4

Mariano Leotta 2019/1/5-2019/2/4

 

Mariano Leotta
Mariano Leotta

 

マリアーノ・レオッタ

http://www.marianoleotta.com/

1982年イタリア、シシリア生まれ。ミラノ、ベルリン、ドバイ、モントリオールを拠点として活動してきた。 作品はこれまで各国で展示され、モスクワ・ビエンナーレ、ミディテラニアやISEAなどに招待されてきた。また、グローバル企業やクライアントとの仕事も多く、BMW、メルセデス、ロイヤル・カリビアン、アーティストではレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、安室奈美恵、チャイルディッシュ・ガンビーノなどとも仕事をともにしてきた。 マリアーノのこれまでの創作活動は常に情熱と好奇心が原動力となっている。実験シアターや映画、マルチメディア・アートやインタラクティブなダンスへと展開し、近年は音楽ライブやショー等を中心に活動、この度、マルチメディア・アートが好きになった当時の初心に戻り、更に自由に、創造的にco・ikiを拠点に活動予定。

滞在プロジェクト企画

UN/BALANCE

今回のプロジェクトでは、人間の関係性について考え、以下のようなハイレベルな疑問を自分自身に投げかけました。

「例えば個室、抑圧的な家庭環境、もしくは単なる精神状態など、いわゆる狭小空間で人々はどうお互いに関係しあっているのか?」

以前より、社会的条件や環境により決定づけられる極端な関係性のパターンがあることに気づき、ノートにいくつかの視覚的なメモやスケッチを描き始めました。そして自然と、これらの関係性や社会的抑圧を光で視覚化できるのではと考えたちました。人々の間で増幅する壁や、強制的に押し込める部屋等。。

パフォーマンス要素がこのプロジェクトには足りないと思っていた矢先、たまたま出会った舞踏家の映像に慄きました。踊り手の身体表現、そのグロテスクな姿かたちに静かな叫び声をあげながら魅了されていたのです。

coiki滞在中は、身体とマルチメディアを組み合わせ、舞踏とボリュメトリック・ライトで没入環境を創り出します。目に見えない間仕切りが人間の行動を強要し、そこでの関係性が不条理にもみえるような空間を考えています。

リサーチ・実験と並行して仙川地域でのワークショップなども予定しています。

(詳細は下記&Facebookをご覧ください。)

 

Marianoによるコミュニティ・ワークショップ

https://www.facebook.com/events/535688390282695/

2019年1月20日(日)終日 ※東京・仙川にて開催。詳細はFBページをご覧ください。  

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コラボレーター

松岡 大

http://daimatsuoka.com/

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舞踏家ならびにLAND FES 代表/ディレクター。 上智大学卒業。桑沢デザイン研究所卒業。 2005年より山海塾に舞踏手として参加。 「金柑少年(リクリエーション)」「とばり」「めぐり」「卵熱(リクリエーション)」などの主要作品に出演中。

http://www.sankaijuku.com/

2011年より、街を歩きながらミュージシャンとダンサーによるライブを鑑賞するウォーキング形式のパフォーマンスイベント「LAND FES」を主催。2014年より、調布市せんがわ劇場主催「JAZZ ART せんがわ」の同時開催イベントとして仙川の街で「LAND FES」を開催し、商店との交渉を重ねながら街全体を舞台に仕立てあげ、劇場と街を繋ぐ企画性が評価され、2018年までに5年連続で開催している。

http://land-jp.com/

16年、着物染織アーティストの榎本多賀、コンテンポラリーバレエダンサーの苫野美亜らとともに「MAU」を結成し、舞台作品「もののあはれ」を東京と京都で上演。 16年10月に、NYのパペットカンパニーPhantom Limbの作品「Falling Out」の振付を担当。同作品を2018年11月にNYのBrooklyn Academy of Music (BAM)にて上演。

http://phantomlimbcompany.com/productions#/fallingout/

16年12月には、故・蜷川幸雄氏の意思を引き継いだ、高齢者による世界最大級の群集劇「一万人のゴールドシアター 2016」にてムーヴメント演出を務める。 16年より、舞踏の価値を広く残し伝えるために、舞踏の体現者である大野慶人氏の動きを最新のデジタルテクノロジーで保存するためのプロジェクト「YOSHITO OHNO ARCHIVES / DIGITAL 3D IN MOTION」を非営利活動法人ダンスアーカイヴ構想のメンバーとして発足。

http://www.dance-archive.net/

 

石川 慶

kei_ishikawa1986年 愛知県生まれ 4歳からクラシックバレエを始める。昭和音楽芸術学院バレエ科卒業。 2007年 舞踏家吉本大輔に出会う。 舞踏ー天空揺籃 公演「エロスの涙」出演。 2008年 吉本大輔ポーランドツアー参加、石川慶 ソロ公演「放蕩娘の旅立ち」。 2009年 吉本大輔ニューヨーク、メキシコ、ポーランドツアー参加。 2010年 石川慶ソロ公演 「さらば、シリウス-白鳥の抄-」、吉本大輔ポーランドツアー参加。 2011年 石川慶ソロ公演「珠殷のカケラ」、2012年、吉本大輔ポーランドツアー参加、ポーランドグダンスク、タルノフ、ブロツワフ(グロトフスキーセンター)、石川慶ソロ公演「Bayer」 。 現在は愛知を拠点に活動中。

 

 

中西 晶大

http://masahirock.wix.com/tokyodiamonddance

masahiro_nakanishi即席即興ユニットTokyo Diamond主宰。役者としてTV-CM、舞台、ラジオなどで活動後、舞踏の世界へ足を踏み入れる。即興の名手《石井満隆》の最後の弟子として師事。即興を得意とし、商店街、寺院、公園、森など、場所を選ばず活動。現在は行政のワークショップや、舞台演出をしながら、芸術祭のコーディネートやディレクションにも関わっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブルーノ・ズグラッゲン 2018/6/22-7/25

ブルーノ・ズグラッゲン 2018/6/22-7/25

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ブルーノ・ズグラッゲン

スイスのチューリッヒ生まれ、在住。チューリッヒ大学で社会史と美術史を学び、社会史の博士課程を修了。 その後、ルツェルン応用科学と芸樹大学にて文化マネジメントを学ぶ。 2001年より、芸術分野のフリーランス・キュレーターとして活動を始め、「イリュミナンド・ヴィダス」というモザンビークの15人の写真家とのコラボレーション展を2002年にスタート。 写真分野でのいくつかの展覧会活動を経て、現代美術の他さまざまなメディアでのプロジェクト活動を続けている。 2012年からは、「ビデオ・ウィンドウ」というチューリッヒを拠点としたビデオ・アート・プラットフォームを運営し、いくつかのプロジェクトを実施した。 キュレーションの仕事とともに、ルツェルン大学の研究プロモーションの仕事も担っている。

–>His Website

滞在プロジェクト企画

「今回の5週間程の東京滞在で、主に日本のビデオ・アート・シーンを研究します。 ビデオアートセンター東京の瀧健太郎氏へのインタビューや日本のビデオアーティストたちのスタジオ訪問を予定しています。 日本の作家たちが置かれている状況、作品やそのアプローチと形式等、いろいろとディスカッションしたいと考えています。 また同時並行に『現実と幻想のあわい』という7人のスイスのビデオ・アーティストたちの作品を上映するイベントも慶応大学にて企画実施予定です。

  • 上映イベント
    ヴィデオ・ウィンドウ IN TOKYO 『現実と幻想のあわい』«Between Reality and Illusion» キュレーター:ブルーノ・ズグラッゲン
    ■日時:2018年7月11日(水)16:30〜19:30
    ■場所:東京都港区三田2-15-45 慶応義塾大学文学部社会学科 473室
    ■パートナー:森川剛光教授 (専門領域:社会学理論、社会学史、社会科学の哲学、知識社会学、文化社会学)
    VIDEO WINDOW IN TOKYO

今回日本滞在が初めてのため、日本社会や文化、日常生活、伝統や慣習、ファッションや食などさまざまなことに触れたいと思います。 とりわけ、大都市に興味があり東京のひとたちの生活や仕事、空間や都市のあり様を知りたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。

coiki

Gerda Sokelyte 2018/5/10-2018/8/9

Gerda Sokelyte 2018/5/10-2018/8/9

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ゲルダ・ソケリテ

1985年リトアニア生まれ。大学で歴史学を学び、修士課程では政治学、また、デンマークにて文化人類学を修了。 文化人類学者としての彼女の活動には、ウガンダ(首都カンパラ)のオートポイエティックなストリート・アートや社会運動等についての研究がある。 近年は、「暗黒舞踏」やその思想に関心をもっており、「暗黒舞踏」の支柱となる“言語と身体の衝突”が、今回の滞在リサーチでもゲルダ自身を踊りへと掻き立てている。

滞在プロジェクト企画

「今回の滞在では、実践しながら学ぶプロセスを重視し、柔軟で自由な方法をとり、空間と人、その境界の理解を深めていきたいとおもいます。「暗黒舞踏」について現地(日本)の舞踏家、クリエイターたちから学び、また自ら踊ることで「内」側の視点から探索(研究)してみたいとおもいます。

舞踏家の中嶋夏さん曰く、「暗黒舞踏は、”日常外の身体” 、もしくは個人や社会的人格を脱ぎ捨て、そして、あるがままの本質に戻ってくるよような身体イデオロギーに基づいてる。」この考えが、今回の私の滞在中のプロジェクト『9 mono』−東京都内の9つの場所で踊られる9つの踊り−の核になっています。また、本プロジェクトはco・ikiや地域コミュニティとともに実行していきます。どうぞよろしくお願いします。」

ゲルダ・ソケリテ ショートフィルム “Pleasure”

(静止画抜粋)

Screen Shot 2018-01-11 at 14.51.37 “Pleasure”, 2018, Frankfurt

Screen Shot 2018-01-06 at 23.12.19 copy “Pleasure”, 2018, Frankfurt

Screen Shot 2018-01-11 at 14.54.11 “Pleasure”, 2018, Frankfurt

Paul Beumer

Paul Beumer

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ポール・ビューマー(1982年生)
オランダ、ハーグのロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの学部を卒業し、アムステルダムのライクスアカデミーにて2年間の滞在制作を経験した。
近年の個展には北京の清遠アートセンターにて 「Paint wide Mouth white」、ワイマールのパレ・スハルト、ゲーテ・パビリオンにて「 In the shade of the elms and willows, my friend drink until they are inspired」、ハーグのギャラリーDürst Britt & Mayhewにて「 I wont have the luxury in seeing scenes like this much longer」等。

ウェブサイト
www.paul-beumer.tumblr.com

私の絵画活動は、西洋とアジア、それぞれの風景絵画の手法とその関係性に重きを置き、形成と抽象の間を振り子のように自由に揺れ動いている。単にスタイリッシュなごまかし等ではなく、内省的にかつゆっくり進化していくものとして絵画を捉えたい。私にとって絵画とは、何か堅い形式的なコンセプトの結果として立ち現れるものではなく、記憶や体験、考えの総体を紡いでいくものなのである。

滞在プロジェクト/リサーチ
西洋では、一般的に哲学は本から生まれるものだと考える。またアジアでは、岩やアート(視覚芸術)や工芸のようなものからも哲学が生まれ得るという認識がある。 私は、co・ikiでの滞在期間中に、十分に表現されることで、哲学にも生き方にもなり得る日本的美学の形式「侘び寂び」をリサーチします。
「侘び寂び」的な物は素朴かつ質素で、気取らない、また自然な素材からつくられています。 私は「侘び寂び」の美というものが知覚的な出来事であるという点に最も興味があります。それはある条件のなかで習慣化したものの見方が外れ、物事が異化された時に起こることであり、日常的とおもわれているような物事において非日常的なことが認識されることもまた「侘び寂び」です。 私はある物体が「侘び寂び」作品へと変容する過程と自身の画家としての活動とがどのように関係していくか、この滞在中に解き明かしたいと思います。

2017, Chinese ink on cotton
2017, Chinese ink on cotton.

2016, Various inks on cotton
2016, Various inks on cotton.

2014, work in process, Rijksakademie, Amsterdam
2014, work in process, Rijksakademie, Amsterdam.

2014, Colour ink on paper
2014, Colour ink on paper.

Report by Loh-Yi-Pei

Report by Loh-Yi-Pei

 

Project Repot

Please view the report on Barter Project by YiPei.

 

Resident’s feedback on Co-iki Residency Program

1. The environment of the residence/room, working & living environment, location, etc.

The room is great for living and working. It has very nice view and sufficient sunlight during the day which is good for art-making. The fact that it can be interchangeable as a bedroom or studio or display room makes it a meaningful and useful space. The house is lovely and a very nice place to stay. The residency, where is located 15-minute walk away from Sengawa station, is close to shops and restaurants. Overall, the location is very good.

2. Co-iki members, atmosphere & characters, etc.

Co-iki members are very friendly and nice to communicate with. They are very open to share ideas and give suggestions when necessary. They also give useful advices or information regarding my stay in Tokyo and Japanese culture. Spending time with the members and staying in the Co-iki with Yoko are very good ways to learn about Japan as well as Japanese custom and culture. They have very kind personalities which are very easy to get along with. I felt very comfortable having them to experience life together in a totally strange place to me and working together on the project. Thanks to their kindness and generosity in making the Co-iki a very warm place to stay, I never really felt far away from home.

3. Sengawa, the town.

Sengawa is a serene and peaceful place. Although it is far away from the hustle bustle of the city hub, it is an interesting place itself. There are several supermarkets that provide daily needs as well as restaurants that serve delicacies. While there are fast food, there are handmade and organic food too. From “residential” cafés, ramen shops, theatre, galleries to “olsén”, schools, bookstores, second-hand good shops and so on, Sengawa is a relatively small town as compared to the busy areas in city hub, however, it consists of plenty of interesting things. In the neighbourhood, it is not uncommon to see small farms. It is a “green” place with fresh air as well as peaceful atmosphere.

4. Your challenge in Tokyo and your effort/experience/discovery/change in realizing the project.

Staying in Tokyo without knowing Japanese was a challenge to me. Travelling in the city, finding ways, buying things, making inquiry and so on could be a problem sometimes. While language could be a barrier, it was not really a big issue as people were always willing to help. In terms of the project, how to communicate with people at a deeper level without knowing the language could be a concern. Fortunately, the language issue primarily had been overcome with the assistance by Yoko. Therefore, from a different perspective, how to involve people taking part in the project was the main question. Since artworks are objects I offered for exchange, artworks per se played very crucial role in the project. Hence art-making was the part, or I should say the challenge, I have to overcome in order to get the project running. Basically, it involved the quality and quantity I could produce in such a short amount of time. While it proceeded to the second part which was the interaction with people, I found out while the language might have become a limitation in some occasions, the whole effort of spending time together, be it having tea or cooking together, was much more important. I guess for the participants and I, while item exchanging was a key part of the Barter Project, the experience we had been through would be more significant after all.

5. Your future plan and the development of your project you wish from this residency experience. What this 2 month residency means to you in your life.

To me, it will be interesting to run the Barter Project in a different place in the future. What if the project is carried out in a public place? Would there be any difference in planning and running the project if I were in a different community? As for the near future plan, currently, I am preparing for an exhibition which is taking place in Auckland very soon. I think it is too soon for me to conclude what the residency really means to me “in my life”. However, I think staying at the Co-iki really had been a wonderful self-exploring journey to me. Within the two months, constantly involving myself in art-making, interacting with local people and exploring unknown places turned out to be a process of self-discovery. Through the process of understanding a different culture and running the project, it had become common to question about my own identity, career and expectation.

6. Japanese culture, people, city, etc. (any impression)

Talking about my impression of Japanese culture, people and city, I think there is a few words that appear immediately in my mind. Such reaction really tells how the way the culture, people and city impressed me. “Order”, “organised”, “detailed”, “delicate”, “sophisticate” and “creative”, to mention a few. From what I had seen, people are following certain “social orders” or tradition that in result form a much organised society. I can easily tell from how people being organised in large crowd or how people being considerate for the others when doing little things in daily life. People’s attitude in strictly paying attention to details lead to a much delicate and sophisticate culture. It can be shown through how the traditional food is prepared and served as well as through the woodblock print and painting in Japanese art. Japanese creativity, from the field of visual art and animation to architecture and food, has been surprising me a lot during the stay and even before I went to Japan. I have to say that I am always amazed by how effective and wise the way Japanese use space. It is always amazing and entertaining to view how the interior of a house is designed or the limited courtyard space is used.

7. Support of the resident’s project

I cannot express more how grateful I am towards the support given by the Co-iki members. From assisting in more technical aspect such as translation to introducing me to Japanese culture, from making the interview video to exploring the city, from helping to set up the sharing event to sharing Japanese traditional food, from giving me tips of living with respect in Japanese society to accompanying me to art museum and event, and much more. I appreciate a lot for such kind and warm support. These priceless experiences are wonderful and warm memories.

By Yi Pei